週間・月間最優秀選手賞受賞者のなかから注目選手を紹介していく「Players on Fire」。今回は開幕前の評判では決して高くはなかったダイヤモンドバックスを地区1位に牽引しているエース、ザック・ギャレンを紹介しよう。
日本時間4月18日、シーズン3週目の週間MVPが発表され、ナ・リーグはザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)、ア・リーグはゲリット・コール(ヤンキース)と両リーグとも投手が選出された。
ギャレンは先週2試合に登板し、13.2回を被安打5、奪三振18,無失点で2連勝。投球回はリーグ週間トップ、奪三振は両リーグトップをマークし、昨年の9月以来自身2度目の受賞となった。
ギャレンは昨年7月から9月中盤まで、負けなしの8勝をマークするなどダイヤモンドバックスのエースに成長。その間には、球団史上最長、メジャー歴代7位となる44.1回連続無失点を記録。
今季も現在、14イニング無失点を継続中。17日のマーリンズ戦では昨季のサイ・ヤング賞、元同僚でもあるサンディ・アルカンタラとの投げ合いに勝利し、2019年夏に交換トレードとなったジャズ・チザムJr.から見逃し三振を奪うなど、6.2回を投げて7奪三振、無失点と好投。ギャレンは昨年のサイ・ヤング賞投票では5位だった。
次回登板は21日のパドレス戦の予定。連続無失点をさらに伸ばすのか、そして地区ライバルを抑えて1位の座を守ることができるか。いま熱い投手の右腕に注目だ。
ちなみに、23日にはファン1万5000人にギャレンの「44.1回連続無失点記録」のボブルヘッドが配られるなど、ファンにもいまもっともホットな選手となっている。
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