1月15日、令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)南部支部予選の2回戦が行われ、武南と栄東が対戦した。
試合は武南のキックオフで開始されると、立ち上がりから武南が怒涛のゴールラッシュを見せる。まずは開始20秒ほどでMF9戸上和貴(2年)がゴールを奪うと、6分にはゴール前で細かいパスをつなぎ、最後はゴールやや左からMF7川上旺祐(2年)が強烈なシュートを打ち抜き2点目を奪う。
直後の7分にはゴール右からFKを得ると、MF8髙橋秀太(2年)のプレースキックは直接ネットを揺らし3点目を挙げる。その後も武南はデザインの入ったセットプレーなどを織り交ぜながら、試合の主導権を握り攻撃を続け、15分に4点目、17分にも5点目とゴールを連発。
前日に1回戦を戦った疲労もあってか出足が鈍く、なかなかチャンスを作ることができない栄東に対し、球際で競り勝ち、寄せのスピードで勝る武南がその後も得点を重ねていく。
武南は24分から34分までの10分間でMF川上やMF髙橋秀太らが5点を挙げると、37分にはFW11髙橋俊祐(2年)が11点目、前半終了間際にはMF川上がスピードに乗ったドリブルでペナルティエリア内に入ると、栄東はたまらずファウル。PKをFW14杉沢旭浩(2年)がきっちり決め12点目を奪い前半を折り返す。
後半に入ると選手4人を同時に入れ替える武南。それでもプレーの質は落ちることがなく、序盤からの戦い同様、栄東ゴールに襲いかかると、分刻みのごとく得点を加えていく。
そんな中でも栄東は、キャプテンマークを巻くDF4服部明良(2年)がチームを鼓舞、FW13加藤諒(1年)らは必死にゴールを奪おうとする姿勢を見せるなど、試合を捨てずに戦う。
武南の交代選手において光るプレーを見せたのがMF13大熊來瑠(1年)。視野の広さやパス精度の高さを披露し再三チャンスメイクすると、自身でも複数ゴールを奪う活躍を見せたのが印象的だった。
結局試合は序盤から主導権を握り続けた武南が、前半に12点、後半にも14点を重ね26-0と栄東に大勝。3回戦へと駒を進めた。
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