ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援を呼びかけるチャリティーイベントが16日、三重県桑名市星川の星川ショッピングタウン「サンシティ」であった。
店の入り口付近では、ウクライナ伝統のお守り「モタンカ人形」を作るワークショップが開かれた。訪れた親子連れらが人形づくりに挑戦し、出来上がるとうれしそうにしていた。四日市市から訪れた海蔵小学校6年の堀木帆荷(ほのか)さん(11)は「かわいい。家に飾りたい」と笑顔で話した。
津田学園中学校・高校(桑名市野田)インターアクトクラブの部員20人もスタッフとしてイベントに参加。ウクライナ発祥の料理「ボルシチ」に使われる野菜、ビーツを販売するコーナーでは、女子部員らが売り子を務めた。
キッチンカーで営業する人気ラーメン店「おてらーめん」は、今回特別メニューとしてビーツを使ったラーメンを提供。男子部員らが麺をゆでたり、盛り付けを手伝っていた。
同クラブ副部長高校3年の大原心太(しんた)さん(18)は「言葉よりも行動で示すことが大事だと改めて思った。これからもウクライナへの関心を持ち続けたい」と話した。
イベントはサンシティと同クラブなどでつくる実行委員会の主催。売上金と寄付金は、NPO法人「日本ウクライナ文化協会」(名古屋市)を通じて、ウクライナの人道支援に役立てられる。