[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国の優れた報道に贈られるピュリツァー賞が8日に発表され、AP通信がロシアによるウクライナ侵攻に関する報道で最も権威ある賞とされる公益部門を受賞した。
ニューヨーク・タイムズも、ウクライナ侵攻報道で国際報道部門を受賞した。
ロイターは、イスラム反政府組織と戦うナイジェリア軍による女性や子どもへの深刻な人権侵害に関する国際報道、アラバマ州の自動車部品メーカーなどによる児童労働を巡る国内報道の2部門で最終選考に残ったが、受賞はならなかった。
公益部門を受賞したAP通信は、昨年にロシア軍が侵攻したウクライナ東部マリウポリに記者らがとどまり、民間人殺害などを伝えたことが評価された。
同賞の理事会は発表に先立ち、ロシアにスパイ容疑で拘束されているウォール・ストリート・ジャーナルのエバン・ゲルシコビッチ記者について、即時解放を求める各国の団体に賛同すると表明した。