シーズン開幕直前に行われたワールド・ベースボール・クラシックの熱戦はまだ記憶に新しいが、そのなかで大活躍し勢いに乗っている選手たちがいる。注目を集めたシーンを振り返り、選手のいまを見てみよう。
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侍ジャパンが東京プールを勝ち抜き、アメリカのラウンドで待ち構えていたのが、初の準決勝進出を果たしたメキシコ代表チーム。その先発マウンドに立ったのはエンゼルス、大谷翔平の同僚で左のエースとして期待されているパトリック・サンドバルだ。
試合では、大谷に対し2打席で三振と凡打でサンドバルに軍配。4.1回を投げ無失点に抑え、侍ジャパンを窮地に追い込んだ。
左キラーとして知られ、昨季の対右打者は被本塁打8、被打率.271に対し左打者は被本塁打0、被打率.151と抑え、今季もここまで左打者130打席で被本塁打はゼロ、被打率も.151と抑え込んでいる。
開幕2戦目に先発し、5.0回を被安打2、1失点と好投すると味方打線が3回に11点を奪い13対1で勝ち投手に。しかしその後は好投するも、打線の援護が少なく、中継ぎが打ち込まれるなど「なおエンゼルスは試合に敗れた」の「なおエ」に陥り勝ち星が増えていない。
次回登板は日本時間4月20日のヤンキース戦が予想されるが、「なおエ」に負けずにサンドバルは勝利を手にできるか。
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