JR水道橋駅から徒歩3分。「庭のホテル 東京」は、その名前の通り中庭をもつホテルです。40坪ほどの小さな庭ながら、小川が流れ、小鳥たちも水遊びにやってくるほど自然豊かです。エントランスには、水盤から水がさらさらと流れ、緑豊かな木々が植栽されています。つい足を止めて深呼吸したくなるような凛とした空気が漂います。
ホテルのコンセプトは、“美しいモダンな和”。旅館のようなほっと心が和む落ち着きとおもてなしと共にモダンで機能的な要素をもったホテルです。
江戸の路地をイメージした行灯が灯る各階の廊下、畳を模したカーペット。客室の窓辺には、カーテンではなく障子にするなど、和のディテールにこだわっています。客室全体が、柔らかなあたたかい光に包まれるのは、和紙ならではの効果です。夜は、安眠のために照明を控えめにしています。
日本の伝統色でもあるアースカラーで統一された客室は、ふと心が落ち着く空間になっています。ベッドは、日本ベッド社製のホテルオリジナルマットレスを採用しています。
スーペリアツイン以上のお部屋にはコーヒーマシンと、南部鉄器の急須で入れる日本茶が用意されています。お部屋での寛ぎタイムにうれしいですね。
ホテル周辺は、大学や病院、出版社などが立ち並ぶエリアになります。ビジネス利用ならスタンダードの客室がおすすめです。客室の広さは18平方メートルと決して広くはありませんが、シンプルで機能的、ミニマルな快適空間になっています。
気持ちの良い朝を迎えたなら、元気が出る朝食をどうぞ。農家直送のシャキシャキ新鮮野菜のサラダバーには、ハーブやトマトなど旬のカラフルな野菜が並びます。「朝は白いごはんが一番!!」という方のご要望に答えて、和食コーナーもありますよ。卵料理は、目玉焼き、オムレツなどゲストのお好みを聞いてから、出来立てをサーブしてくれます。
朝食会場の「グリル&バー 流」からは、ホテルの代名詞でもある中庭をご覧いただけます。野菜たっぷりの朝食をいただきながら、緑豊かな雑木林を眺めていると、高原リゾートへ来たような気分になります。中庭を挟んだ向かい側は、「日本料理 縁」。数量限定の和定食の朝食もありますので、和食好きの方におすすめです。
※最新情報は公式サイトをご確認ください。
(文:鮎川 キオラ)